小さなお子さんのいる4人家族のための住宅です。
敷地は旗竿地でありながら、西側に広大な遊水池を望むことのできる、開放的な場所でした。また、敷地内に1.8mの高低差があり、この高低差を利用した住宅にしたいと考えました。
建物のボリュームは敷地内の崖部分に跨るように配置し、内部空間に高低のズレを生む断面構成としました。この高低のズレが床下空間や踊り場など、人の居場所を作り出し、遊水池へむけて計画した大きな窓と連動し、様々な高さから遊水池への眺望を楽しめます。
予算の関係から延床面積は27坪に抑えながら、開放性も担保するため、様々な方向に視線が抜ける工夫をしています。
断面構成による高低のズレが、縦方向の視線の抜けを創り出し、LDKや2階オープンスペースからは遊水池への視線が抜けるような配置計画としています。また、洗面スペースや2階廊下、玄関からも遊水池へ視線が抜けるようにし、上下に空間が繋がりながら遊水池と繋がることで、面積の数字以上の広さや、開放感を得られる内部空間となっています。
主暖房は薪ストーブで、高低のズレによって生まれた半地下の空間に設置することで、効率的に熱が循環する温熱計画となっています。