格子の家
2017.03
北海道札幌市

札幌市に建つの夫婦と子供1人の3人家族のための住宅です。
建主の要望は光のよく入る大きな窓、2台分のカーポートでした。
幅3.5m、高さ5.5mの大開口をリビングに設けることで十分な採光を確保すると共に、敷地南面に接道する前面道路からの視線を緩和するため、格子状の柱・梁で囲われた緩衝空間を計画しました。この緩衝空間を設けることで、夏の強い日差しを庇が遮り、格子が前面道路からの視線を和らげます。また、この格子は建主の様々なアクティビティのきっかけになればと、加工の容易な木材で計画しています。
共働きのご夫妻が共に車通勤であることを考慮し、2台分のカーポートスペースと共に、玄関から前面道路までを長い庇で繋いでいます。そうすることで、豪雪地帯である札幌市においても雪かきをほとんど行わずにすみ、建主の負担軽減を図っています。

設計:堀部太建築設計事務所
施工:株式会社 フォレスタ
撮影:佐々木育弥
 
規模:木造2階建て
面積:延170m2(51坪)